『姑獲鳥の夏』感想

昨夜遅くに京極夏彦の『姑獲鳥の夏』を読み終えた。

僕は基本的に電車でしか読書をしない。
しかし昨日の帰りの電車でこの小説を読んでいて、中禅寺秋彦が腰を上げたところまで読み進んでしまった。
そうすると止まらなくなってしまった。
自宅に帰ってからも読み続け、終わったのは1時を回っていた。このシリーズはいつもこうなってしまう。

この百鬼夜行シリーズは、僕が八王子に住んでいる頃に知った。
その頃の僕は部屋に引きこもっていて、本を読むかゲームをするか楽器の練習をするかの毎日を過ごしていた。

本の雑誌『ダ・ヴィンチ』を愛読していて、ある月に京極夏彦の特集が組まれた。
「驚天動地の才能、京極夏彦」とかいうタイトルだったと思う。その時点で、百鬼夜行シリーズは4冊出ていた。

その特集の中で、あまりにも大絶賛されていたので、4冊とも一挙に購入した。
おどろおどろしい表紙にも変に惹かれた。

早速、処女作となる『姑獲鳥の夏』を読んだ。
一読してその文章に引き込まれた。難しい漢字も、長いうんちく話も全て新鮮に入ってくる。
戦後という時代設定も好きだし、登場人物達は個性的。ただ一人、一人称で描かれる関口に感情移入していく。
4冊とも、一気に読み終えた。

それ以降これまで、京極夏彦は特別な作家であり続けている。

今回の再読もまた、味わい深かった。脳とか意識とか記憶のくだり、ゾクゾクする。

とりあえずできるだけゆっくりと、シリーズ全部を再読しよう。
次はかなり好きな『魍魎の匣』。電車通勤が楽しみだ。

さて、明日も仕事頑張ろう。

親子のサッカー熱

長男のサッカー熱が俄かに高まってきた。

長男は(と今年から次男も)、幼稚園で放課後に指導してくれるサッカークラブに所属している。

年少年中の間は、週に1回の練習。それと年に2回、埼玉スタジアムで他の幼稚園とのサッカー大会がある。
埼玉スタジアムといっても、もちろんメインのピッチではなく、付属のグラウンドだけど。

大会は一丁前にグループリーグから試合をして、上位チームがトーナメントに進む方式で、負けたとしても何試合かは出来る仕組みになっている。

ウチの幼稚園には、長男と同い年でT君という大エースが居る。いや、3月までは居た。
T君のお陰で、長男は年中時代2回の大会で連続優勝することが出来た。

まだ5歳だから勝っても負けてもいいじゃないか、とは思う。
しかし実際試合が始まると親の方が落ち着いていられない。僕もあんな人の多い場所で声を出すタイプでは無いけど、大声でガンガン応援する。決勝ともなればなおさらだ。
なので優勝は、子供もそうだけど親もメチャクチャ嬉しい。

さて、迎えた年長の4月。チームに激震が走る。
大エースのT君がチームを移籍したのだ^^;

T君にはお兄ちゃんが居て、お兄ちゃんが幼稚園を卒業して入ったチームに、兄弟とも参加したらしい。

なんと・・・。
まさか、リアルに地元のチームからエースがビッグクラブへ移籍する気持ちを味わうことになるとは・・・。
もちろんT君にはこの先、もっと大きな舞台ど活躍して欲しいと心から思う。
でも、気持ち良く送り出したいのと、ほんの少し裏切られた感が残る、複雑な感じ。幼稚園児の話なんだけどね。

しかしながら、これは残された者にとってはプラスになったようだ。少なくとも、ウチの長男は大エースに頼れなくなった分、彼なりの積極性が出てきた。

今週末に、早速大会がある。大エース無しでどこまでやれるか。楽しみだ。

さて、明日も仕事頑張ろう。

母の出身地、与論島

私の母の出身地は、鹿児島県の離島、与論島である。

離島といっても、離れ小島ではない。すぐ南に沖縄本島がある。むしろ、沖縄県の1部で無いのが不思議なぐらいの場所に存在している。

今回、10年振りぐらいで、母は娘(私の姉)と2人で里帰り旅行に行ったらしい。
昨日電話で話したが、近年無かったぐらい弾んだ声で、「良かった」ことを力説していた。
多分あの人は与論島で余生を過ごしたいと思ってるんじゃないかなー。

誰でも年をとると、ふるさとに特別な感情を抱くもの。母もそうなんだろう。
というのはもちろんあるにせよ、与論島にはそれ以上に魅力があると思う。

私は子供の頃に1度しか行ったことはない。確か小学校低学年の頃だったので、もう30年前になるのか。
しかしその何日間かは、これまでのどんな旅行よりも鮮明に記憶している。

貧しかったので、神戸から船で確か片道2泊ぐらいしながら行った。すごい長旅。
船中の人はみんな疲れきっていたのを覚えている。今ならスマホでもいじってればいいんだろうけど。

サンゴ礁の海も素晴らしかった。ばあちゃんちの前がプライベートビーチだったよ。
初めてのサンゴ礁。素足だと痛いなんて知らなかった。

ばあちゃんちは潮の香りがした。そんなところで寝るのも初めてだった。
ずっと波の音が聞こえていた。

そして、星空の綺麗さが・・・衝撃的で。今でもあの光景を思い浮かべると。少しの間意識が飛んじゃう。
肉眼で天の川が見えた。降るような星空。

新婚旅行は沖縄で、それも凄く良かったけど、与論島が特別というのはなんか分かる気がする。

今度は、母も姉も、妻も息子達も連れて行ってやりたい。あの感動をもう1度味わいたい。
さて、明日も仕事頑張ろう。

『竜馬がゆく』感想

『竜馬がゆく』読了。

読み返すのは4回目か5回目になると思う。
読み返す度に、幕末という時代の理解と、坂本龍馬という人間への感情が深まる。

龍馬の魅力といえば、残された多くの手紙から読み取れる、人間性がまずあげられる。

幕臣であっても大藩の藩主でも日本を代表する豪商だとしても、彼のためには労を惜しまない。お金も惜しまない。

それに、龍馬を知った人は、龍馬がまだ会ったことのない、当時の著名な人物に会わせようとしたくなるらしい。気持ちは分かる。
そうやって紹介してもらって、幕末という変革期の優秀な人材群と交わる内に、龍馬の広い視野は磨かれていく。
その視野と人脈が、薩長同盟・大政奉還という、革命に集約する。

龍馬について、もうひとつあるとすれば、フィルタリング能力。

同じ時代、多くの尊王攘夷論を持った人材が出た。
その中で、龍馬だけが、早くから天皇を中心とした議会政治をイメージしていた。
龍馬を除けば、尊王攘夷の志士といっても、幕府を倒した上で、その先に封建制度を無くすということまでは考えていなかった。多くは、最後の最後まで士族階級が無くなると思ってなかったはず。

現代も情報が溢れかえり、フィルタリング能力が求められているとされている。
量は違えど、龍馬も、同じ時代の志士と受け取った情報の量にそれ程差はない。その中で、龍馬だけが情報を選び、自らの考えを熟成していった。

自分の考えを誰かに伝える、つまりアウトプットする行動力がすごい。
それから、勝海舟での出会いに象徴されるような、新しい思想に出会った時に感動できること。
あとは、好きな物を好きといえること。海と船に魅せられ、日本で初めての株式会社、亀山社中を起こした。
結果、議論ではなく、利によって犬猿の仲の薩長を歩み寄らせることに成功する。
龍馬にしかできないやり方、考え方があった。

読む度に少しだけ踏み込んで理解したつもりになる。感動は毎回深まっていく。

息子達も、いつか龍馬の生き様を知る。その時、龍馬について語り合うのを楽しみにしている。
さて、明日も仕事頑張ろう。

うたのおねえさん

うたのおねえさんの話。

ウチのテレビは、朝は通常Eテレが流れている。
ちょうど、僕が出掛ける時間には「おかあさんといっしょ」のタイミングだ。
子供が生まれてからまる6年、ウチでは日常の光景になっている。家族の風景。

放送時間が学校の始まる時間にちょっとかかってるから、多分この番組の対象年齢は、小学校に通う前の幼稚園児まで、つまり未就学児童。
(今見たら、公式サイトには2~4歳って書いてた)

覚えていないけど、自分も子供の頃、小学校に入学するまで、多分見ていたんだろう。
そう考えると、なかなかの長寿番組だ。
記憶にはなくても、全国の幼児の多くが、釘付けにされ続けてきたんだろう。今の、ウチの息子達のように。

そういえば、上の子が生まれてからこれまで、うたのおにいさんおねえさんは1度も変わっていない。

調べてみたら、今のおにいさんおねえさんは7年目だそうで。
しかも、今の三谷たくみおねえさんは、今年2014年度の続投が決まった時点で、歴代おねえさんの中で在任最長記録を更新したらしい。

長男が6歳なので、期間が丸かぶり。道理で家族の風景として日常化しているわけだ。

しかし7年もの間、うたのおねえさんとして仕事するってすごいことだな。
間接的にとはいえ、一体どれだけの幼児とその親がお世話になったのだろうか。
これだけの期間続けるのは本当に大変だと思う。尊敬します。いつもありがとうございます。

恐らく、来年3月には、今のおにいさんおねえさんは卒業するんじゃないかなー。
気が早いけど、その後の活躍も期待してます。

さて、明日も仕事頑張ろう。

千寿診療所

北千住に、千寿診療所という皮膚科の医院があった。

ここで出してもらえる軟膏が、ちょっと想像できないぐらい、効果があった。
ウチの長男の顔に発疹が出ていた時に、妻がママ友から教えてもらったそうだ。
そこで診察してもらって、もらった軟膏を塗ると、問答無用で治った。
この軟膏、発疹も、あせもでもアトピーでも、全て劇的に症状が改善する。

妻が紹介したHさんとこの長男も、ちょっと可哀想なぐらい顔に発疹が出ていたが、この病院に行って、軟膏を試したところさっくり治った。
Hさんは色んな病院にあたった後だったので、その治り方が劇的すぎて、「なんだかコワイ」と言っていたそうな。

ちょっと調べてみると、やはり知る人ぞ知る軟膏だったようで、中には飛行機に乗って軟膏をもらいに来る人も居たとか。

立地もまた劇的な場所だった。
北千住の、昼間でも歩くのが憚られるぐらいのディープな色街の中に存在した。新宿みたいな感じじゃなくて、昭和の香りが漂う、何とも言えない雰囲気なのだ。

さらに、受付のお年を召された看護師さんが恐ろしく冷たい。
受付の前に立っても、向こうからの笑顔も挨拶も何もない。こちらとしては、何をすればいいのか分からない。
まごまごしていると、細い紙の束を無言で突き出され、どうやらそこに氏名を書いて順番を待つらしいことが分かる。
それまでの人生で味わったことのない、ギリギリのコミュニケーション。

しばらく待つと、その看護師が、鬼の形相かつ信じられないスピードでカルテをめくり始める。
長男の名前を探しているのだろう。その間、こちらは必要以上にビクついてしまう。

やがてカルテが探し当てられ、薬が出される。結局、言葉でのコミュニケーションはないまま、医院を出る。怖い。

そんなドラマのような病院だったが、院長が亡くなられ、閉院となってしまった。
そして、その魔法の軟膏のレシピを・・・誰にも伝えてないらしい。院長が一人、墓場まで持っていったそうだ。
何という無慈悲。

何とかあの軟膏を再現できないものだろうか。皮膚に悩みのある人はみんな、ハッピーになるのに。
惜しいなぁ。取り返しのつかないことってあるんだなー・・・。

さて、明日も仕事頑張ろう。

W杯初戦は父の日!

ちょっと検索したところ、まだ誰も話題にしてないようだけど・・・。

ブラジルW杯、日本の初戦コートジボワール戦は、日本時間の6/15(日)朝10:00キックオフ。
父の日だ。

ということは、父の日行事が各所で行われる。
子供を持つ親は、この時間帯、まず間違いなく父の日行事で観戦できない。

ウチの息子達も幼稚園に通っている。当然、僕は父の日参観に参加するので、午前中は幼稚園に居る。
観られない(T_T)

これは、国として結構おおごとなのでは・・・?
父に感謝する日なのであれば、W杯を観せてくれい(T_T)
お願いします!

テレビ番組と、家族の時間

小さい子供がいると、親は、それまで観ていたテレビ番組を見ることが激減する。

僕も、独り暮らしの間は、そこそこテレビを観る方だった。
同郷のダウンタウンが出る番組は全部録画。
F1、ワールドサッカー、NBA、ラグビーも地上波でやってれば録画。
NHKの大河や歴史モノ、他にも世界遺産モノとか。

ボリュームがあったんで、出来る限り録画をしてから観るようにしていた。
CMは早送りでカットし、本編もたまに倍速にしたりして、視聴時間を短くするようにしていた。

そんなテレビっ子の僕が、今やルーチンとして観ている番組はナイトスクープだけだ。それすら観られないこともある・・・。
テレビも子供中心になってしまったからだ。

今、録画されているタイトルは、戦隊仮面ライダーウルトラマン、ドラえもんにポケモン、コナン。ワンピースに妖怪ウォッチ。
あと男の子なのに何故かプリキュア。前はアイカツも録ってた^^;

基本的にはウチのテレビにはNHK教育(今はEテレ?)が流れていて、そうでない時は上記の録画か、何かしらのDVDが流れている。

昔と同じぐらいテレビを観たいとは思わなくなったものの、この一事を見ると、改めて以前と生活が激変したなーと思う。

さて、これまでは、そんな感じで何でもかんでも子供中心に過ごしてきた。
でも最近は、自分の好きなものを一緒に観るのも大事かな、と思っている。例え子供が多少嫌そうだったとしても。

自分の子供の頃は有無を言わさず巨人戦が流されていたし。
もちろん父親が巨人ファンだったからだ。自然と自分も巨人ファンになった。今でもそう。甲子園のお膝元、兵庫で生まれ育ったのにも関わらず。

子供にとっていいか悪いかは分からないが、親の好きなことを伝えるには、時間を共有するのが手っ取り早い。
そうすることは、家族にとって大切なんじゃないか、と思っている。

さて、明日も仕事頑張ろう。

幼稚園の母親参観

幼稚園の母親参観に行ってきた。
4月から年少になったばかりの次男。父親として、彼の園生活を見る初めての機会になる。

以前も書いたが、本来だと、母の日に合わせて設定される母親参観には、母親だけが参加するところだ。
ウチの場合、長男が年長なので、こういうパターンだと父親も出動して、頃合いを見て長男と次男の教室を交代する。
父親にとっては、幼稚園に行くことが既にアウェー感がある上に、母親だらけの状況に身を置くのがかなりキツイ。
知り合いに同じ状況のパパさんが居たので、自然と寄り添って会話をしていた^^;

幼稚園での次男は、おとなしく、果てしなく静かに過ごしていた。家ではアゲアゲで、四六時中ずっと、大音量で喋っているのに・・・。
ただ、彼は幼稚園でもその内ブレイクすると思っている。このまま静かに過ごして終わるタマではないのだ。
しかしまあ、ああやって大勢の中に居るのを見るといよいよ息子達が二人共社会に出たんだな・・・と感慨深い。これかの成長が楽しみだ。

長男の方は、幼稚園3年目となり、今年はクラス替えも無かったので、安定して園生活を送っているようだ。それはそれで親としては寂しいものだったりするけど。

年長は、幼稚園最後となる今年の運動会で、クラス対抗のリレーがある。代表の選手ではなく、クラス全員で走る。
そしてこの日、母親達の前でその前哨戦となる対決が行われたのだった。前哨戦とはいえ、当然ながら母親たちの応援はヒートアップし、盛り上がりまくる。
結果は、長男のクラスは4クラス中2位。それでも長男はアンカーを務め、まずまずの走りだった。
長男も悔しそうだったが・・・父親も悔しい。2位じゃダメなんです。ウチは全員負けず嫌いなんです。
本番は絶対に勝たせてやりたい。

まず靴だ。スパイクまではいかなくても、グリップのあるヤツを本番までに買って、慣らしておかないと。それだけで1秒は違うハズ。
後は練習あるのみだ。買ったばかりの自転車で脚力を鍛える。腕の振り方、膝の上げ方をマスターすれば必ずイケる。クラスの皆にも教えなさい。

新たな目標が出来た。最後の運動会、家族で楽しもう。

さて、明日も仕事頑張ろう。